結局

明日は遂に帰国だ。朝の7時過ぎには4ヶ月住んだ寮を出て、10時半のフライトへと向かう。パッケージングは日中に終わらせ、ギターを弾いてのんびりしていた夜9時過ぎ、普段全く使わない内線が鳴る。受話器を取ると寮のオフィスからだ。内容は、早朝にチェックインする場合、前日の夜10時半までにチェックアウトしてくれとのこと。「おいおい、先週すでにオフィスからもらった用紙にチェックアウトの日付と時間を記入して提出したじゃないか。今更言うなよ、なんのために提出したんだ。」と多少腑に落ちなかったものの、文句を言ったところでどうにもならないので、急いで荷物を預けたり掃除をしたりてんやわんや。最後にオフィスの人にチェックをしてもらい、どうにか無事終了。

はー、あんたのせいでめっちゃ疲れたわ。と恨めしく思いつつも、とりあえずありがとうございました、と挨拶。すると、オフィスのお姉さんはそんなことを言われると思っていなかったのかなんなのか、キョトンとした顔をした後に、おやすみなさいと笑顔で一言。

なぜだかわからないけど、負の気持ちがスッと消えた。

まぁ、結局人間そんなもん。